マッキーです。
2023年6月21日(水)よりDisney+ (ディズニープラス)で独占配信がスタートのマーベルドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』。
アベンジャーズの発案者ニック・フューリーが、誰にでも擬態する能力を持つスクラル人たちの地球侵略阻止に挑むサスペンス作品です。
彼と同じくMCU初期から活躍するウォー・マシンのローディや、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で逮捕・逃走したロス、『キャプテン・マーベル』から30年経って成長したタロスの娘のガイアなど、様々な登場人物たちが陰謀の渦に引き寄せられていきます。
今回は『シークレット・インベージョン』のネタバレ、登場人物、時系列、トリビア、小ネタ、伏線、隠し要素をまとめました。
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『シークレット・インベージョン』とは
かつてニック・フューリーがアベンジャーズを結成した理由…それは地球外からの侵略を阻止するためだった。
しかし、この最強チームが表舞台から消えた時、全世界を揺るがす脅威が訪れる。
他人に擬態する能力を持つ<スクラル>による “見えざる”地球侵略計画。ひそかに諸国の要人に成り代わった彼らは、各地で戦いを仕掛け、人類は滅亡の危機に晒される。
かつて信じた仲間も<スクラル>による擬態かもしれないという疑いの中、フューリーはこの侵略にひとり立ち向かう。
あなたは、本当の敵を見抜けるか―観る者を翻弄するサスペンス・スリラー開幕。
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【作品時系列は?】『シークレット・インベージョン』の時間軸
『シークレット・インベージョン』は、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』からスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ5に位置する作品。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でのはっきりとした時間軸は公表されていないが、エヴェレット・ロスの状況を考えると、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の舞台の2025年以降の出来事だと思われます。
また、『ミズ・マーベル』も2025年の出来事ですが、ニックの活躍する『マーベルズ』にラストが接続することを考えると、『シークレット・インベージョン』はそれよりも前の出来事と考えるのが自然かもしれません。
予測としては『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』と『ミズ・マーベル』の中間で、『シー・ハルク』とほぼ同時期だと思われます。
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【何話?何分?】『シークレット・インベージョン』は全6話
『シークレット・インベージョン』 は全6エピソードを予定しています。
1話あたり約50分程度になります。
なお、配信日は水曜日になるので注意しましょう。
『シークレット・インベージョン』を視聴する前に押さえておくべき作品
『シークレット・インベージョン』はスクラル人による侵略を描いた作品。
スクラル人が地球に来ることになったきっかけを描いた『キャプテン・マーベル』はこの機会に視聴しておくべき。
また、タロス扮するニック・フューリーが登場する『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』、ロスの活躍する『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』などを視聴しておくと、ニックを取り巻く世界について理解が深まる。
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・『キャプテン・マーベル』…スクラルの特性を知るために必須の作品。ニック・フューリーとタロスの出会いも描かれている。
・『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』…目的のためなら部下や自分の死すら利用する、ニック・フューリーの理想への執念が伝わってくる。
・『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』…S.W.O.R.D.の台頭、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ヴァル)の暗躍、スナップ後の格差社会など、S.H.I.E.L.D.とアベンジャーズのいなくなった社会と秩序が描かれている。
・『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』
・『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
『シークレット・インベージョン』登場人物・キャスト
Nick Fury and Talos return in Marvel Studios’ #SecretInvasion, streaming June 21 on @DisneyPlus. pic.twitter.com/bnHPOYFqkE
— Secret Invasion (@SecretInvasion) May 21, 2023
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン/吹替・森川智之)
元S.H.I.E.L.D.長官にして、アベンジャーズ計画の発案者。
トニー・スタークの葬式に参列して以降地球を離れていたが、ある脅威に対処するべく地球へと帰還する。
『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』では宇宙船内の3D映像を観ながらささやかな休暇を満喫。
また、『ワンダヴィジョン』のラストではモニカ・ランボーを宇宙に招集し、2023年11月公開の『マーベルズ』の予告では、宇宙に来たモニカとともに実験を行っている。
タロス(ベン・メンデルソーン/吹替・関俊彦)
優れた擬態能力を持つシェープ・シフターで、スクラル人の将軍。
『キャプテン・マーベル』ではフューリーと共にクリー帝国との戦争を終結させ、キャロル・ダンヴァースと共に生き残った同胞を探しに旅立った。
『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』ではニック・フューリーに擬態して、彼の代わりにピーター・パーカーと接触をしていた。
マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)
元S.H.I.E.L.D.副長官にして、ニック・フューリーの側近。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン(ドン・チードル)
“ウォーマシン・アーマー”を身にまとうアベンジャーズの一員。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第1話以来の久しぶりの登場になる。
エヴェレット・K・ロス(マーティン・フリーマン/吹替・森川智之)
元アメリカ空軍パイロットで、対テロ共同対策本部の副司令官を務めていたCIA捜査官。
『ブラックパンサー』ではヴィブラニウムの闇取引を追うも重傷を負い、搬送されたワカンダで内紛に巻き込まれる。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では恩人であうワカンダ王女シュリのためにCIAの機密情報を調査するも、CIA長官で元妻のヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌに発覚してしまい、スパイ容疑で逮捕されてしまう。
しかし、移送中にワカンダのドーラ・ミラージュに救出される。
ちなみに『インクレディブル・ハルク』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などに登場するロス長官は全くの別人。
ソーニャ・ファルズワース(オリヴィア・コールマン)
ガイア(エミリア・クラーク)
グラヴィク(キングズリー・ベン=アディル)
意見の違いからタロスと袂を分かち、チェルノブイリを拠点としてテロ活動を行っている。
第3話「裏切り」
『シークレット・インベージョン』 の第3話は7/5(水)16時より配信が開始します。
まずは前回までのおさらいをしましょう。



1997年。ニック・フューリーはスクラルの難民を前に、地球人に擬態してスパイ活動をしてほしいと告げました。
そして、その見返りとして、彼らが居住できる星を提供するという「約束」をしました。
現在。クラヴィクらがアメリカの過激派組織に偽装してモスクワで引き起こした爆破テロは、アメリカやロシアの当事国はもとよりヨーロッパ諸国からも大きな注目を集め、世界平和のバランスが大きく崩れようとしていました。
スクラル人はその裏でスクラル人のトップらを集めた評議会を開催。
人類を滅亡させて地球を乗っ取ろうと提案するクラヴィクに支持が集まり、彼を将軍に任命しました。
一方、信頼するマリア・ヒルの死を目の当たりにしたニック・フューリーは、タロスから地球上に100万人以上のスクラル人がいることを今になって聞かされて激怒し、袂を分かつことになりました。
単独でスクラルの脅威を克服しようとするニックは旧友の空軍大佐ローディに接触しますが、彼から協力を得ることができませんでした。
テロを成功させたばかりか評議会を味方につけ、仲間から賞賛を浴びるクラヴィク。
しかし、アジトの奥でDNA研究を行っているダルトン博士から叱責され、計画が順調に進んでいないことが露見しました。
また、MI6のソーニャも、人間の容疑者に偽装したスクラル人を尋問して、彼らの陰謀に気づきました。
様々な思惑が交錯する中、ニック・フューリーは自宅へ。
スクラル人の妻が手料理で彼を出迎えました。
誰がスクラルか?【WHO DO YOU TRUST?】
『シークレット・インベーション』やMCUフェーズ5以降の作品の登場キャラクターの中から、スクラルだった人物、あるいはスクラルである可能性のあるキャラクターをピックアップしました。
ロス
第1話冒頭でCIA捜査官プレスコットと接触したロスはスクラルが擬態した姿でした。
オコエ(『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』)
ロスは『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の終盤、逮捕後に車で護送されている最中に、ワカンダの親衛隊ドーラ・ミラージュの元隊長のオコエによって救出されます。
このシーンは『シークレット・インベーション』への伏線に他ならないのではないでしょうか。
ここで気になるのはオコエが単独でロスを救出しにきたことです。
ドーラ・ミラージュは複数名での活動を基本としています。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で、ジモを脱獄させたバッキーの前に姿を見せたアヨも複数名の親衛隊を従えていました。
オコエの現在の所属はわかりませんが、シュリの王命で救出に駆け付けたのならば単独なのはおかしいように感じます。
仮にドーラ。ミラージュとして行動することが許されていないとしても、同じくミッドナイトエンジェルの一員のアネカを同行させるのではないでしょうか。
ロスとオコエには、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の本編からカットされた未公開シーンがそれぞれ存在します。
ひょっとすると…。
ローディ
ローディはニックとの会話の中で、スクラル人に関する機密を以前から知っていたことを告白します。
ニックのことを尊敬していたと言いながら、このタイミングになるまでなぜスクラルの話を持ち込まなかったのかは疑念が拭えません。
さらに、第1話でニックがセイバーから離脱したことを大統領に報告したのもローディです。
ニックの動向は時を同じくしてクラヴィクにも届きました。
この情報がアメリカ空軍大佐だからローディの耳まで入ったというよりも、セイバーにいるスクラル人によって極秘裏にもたらされたと考える方が自然に感じます。
また、ローディは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でのヒーロー同士の衝突の際にヴィジョンの誤射によって下半身が麻痺するほどの大けがを負い、以降の作品ではウォー・マシンスーツを着ていないと足を引きずっているシーンが多く映されていました。
『シークレット・インベーション』の動きが機敏なローディを見ると、まるで”別人”であるかのような印象を受けざるを得ません。
ドレイコフの部下
1998年。ヴァーラはフューリーにドレイコフの部下に関する機密情報を提供しました。
ドレイコフとは『ブラック・ウィドウ』でレッドルームと呼ばれるスパイ養成組織の首謀者で、ブラック・ウィドウたちの上官のことです。
このドレイコフの部下とは、レッドルームの作戦の一環でアメリカで家族を装いスパイ活動をしていた幼少期のナターシャやエレーナら「偽りの家族」のことです。
ナターシャらはシールドの執拗な追跡から逃れることに成功しましたが、彼女らの正体が発覚したのはヴァーラがフューリーに渡した情報が発端になっていると推測できます。
赤く光るクラヴィクの左手
タロスに左手を串刺しにされたクラヴィク。
しかし、傷の部分を中心に赤く発光しながら、手がみるみる内に再生されていきます。
元々、スクラル人には再生能力はありません(ナメック星人に似ていますが笑)
この過程は『アイアンマン3』に登場したエクストリミスの再生シーンと合致します。
スーパーパワーを移植するスーパースクラル計画が既に導入段階まで進んでいることを示唆しています。
誰もニックとは呼ばない
ニック・フューリーは、仲間や部下からフューリーと呼ばれています。
これは『キャプテン・マーベル』でフューリーがキャロルとの会話に由来します。
ニコラス・ジョセフ・フューリーが本来の名前ですが、「みんなはフューリーと呼ぶ。ニコラスでも、ジョセフでも、ニックでもない。ただのフューリーだ」と述べています。
ちなみにナターシャのみ、普段からニックと呼んでいます。
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スーパースクラル
クラヴィクは隠れ家”スクラロス”の最深部の研究施設に評議会のメンバーを招き入れます。
彼はスーパーパワーを身につけたスクラル人”スーパースクラル”について言及します。
スーパースクラルは、実験で強化されたスクラル人として原作コミックにも登場し、ファンタスティック・フォーの能力を自在に操ることができます。
今作では後述のエクストリミスのほか、クラヴィクが予告編で左手をグルートのように伸ばしています。
フューリーのキャリア形成
ニック・フューリーは『キャプテン・マーベル』の舞台の1997年当時、シールド内ではうだつの上がらない捜査員として見られていて、周囲からの評価は極めて低いものでした。
しかし、10年余りのうちにシールドのトップである長官へと昇りつめました。
この出世の裏に、タロスらスクラル人のスパイの暗躍が大いに役立っていたことが明らかになりました。
世界中のどこにでも目と耳があると言われたフューリーの情報収集能力は、つまるところスクラル人の協力によって成立していました。
電話の相手
エピソードの終わりにニック・フューリーの妻のヴァーラはある人物に電話をし、グラヴィクにつないでもらうように告げますが、電話を受けた人物に拒否されてしまいました
。
電話の先に応対した人物の声は、ローディを演じるドン・チードルのものでした。
このクラヴィク派のローディが第2話でフューリーと面会したローディ(「フューリー」と呼んでいた)と同一人物なのかは定かではありませんが、クラヴィクが計画する第3次世界大戦を実行するために米軍空軍大佐になりすましたスパイを送り込むことは理にかなっています。
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