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ネタバレ考察

【ネタバレ解説】『ズートピア2』ポストクレジットシーンと続編を考察

【ネタバレ解説】『ズートピア2』ポストクレジットシーンと続編を考察

みなさん、映画『ズートピア2』を最後までご覧になりましたか。

物語が幕を閉じた後、エンドロールの最後で描かれるポストクレジットシーンは、観客に新たな謎と期待を残す形で終わります。

この短いシーンこそが『ズートピア3』への明確な布石であり、次の物語の方向性を左右する重要なヒントに満ちています。

『ズートピア2』ポストクレジットシーン

舞台となるのは、前作でお馴染みのジュディ・ホップスのアパートです。

ズートピア全体に巻き起こった大事件が解決し、街に一時の平穏が戻ったかのように見えるなか、

ジュディは窓辺に座り、映画の中で象徴的に扱われた新しいニンジンペンを手の中で転がしています。

このペンには、映画冒頭でニックが冗談交じりに告げた「愛してる」という録音が残されており、ジュディはそれを何度も再生しながら優しく微笑みます。

しかし、その静けさは長く続きません。

壁の向こうから、前作のファンにはおなじみの騒々しい隣人たちの怒号が聞こえてきます。

ジュディは不機嫌になるどころか、皮肉を返す形で冗談を飛ばします。

すると隣人たちは本気で怯え、叫びながら逃げていきます。

ジュディは穏やかに席を立ち、ペンを儀式のように大切に台座へ置き、部屋を後にします。

ここまではユーモアを交えつつも、キャラクターらしさを丁寧に描き直す、シリーズらしい柔らかい余韻を感じさせます。

しかし、ここから空気が一変します。

カメラはジュディの手を離れたペンを映し続けます。

そしてその瞬間、開いていた窓からふわりと一枚の鳥の羽が舞い降り、ペンの横へ静かに落ちます。

そこには音も演出もなく、ただ羽根が落ちている。

ただそれだけのシーンですが、明らかに意味深です。

この羽根の登場は、シリーズを追ってきたファンにとって見逃せない暗示です。

『ズートピア』世界では、1作目は哺乳類しか登場せず、2作目では長い間排除されてきた爬虫類が再登場し、社会に復帰していきます。

つまり“見えなかった種族”の存在と差別のテーマが、1作目から2作目へ拡張されてきたといえます。

では、鳥類はどうなのか。

実のところ、ズートピア世界では鳥が存在しないわけではありません。

けれど、彼らは物語の中心から完全に姿を消しています。

この「描かれなさ」は、放置された設定ではなく、むしろ意図的な伏線であった可能性が出てきます。

羽根が一本しか映っていない点も意味深です。

この羽根が落ちたタイミング、そして窓の外から飛んできたという描写は、鳥たちがジュディを監視している可能性を強く示唆しています。

ジュディは1作目と2作目で街を揺るがす巨大な陰謀を暴き、警察の象徴的存在となりました。

当然、正義の象徴は権力のバランスを崩す存在でもあり、利益団体からすれば脅威となります。

もし鳥類がズートピア社会に未だ戻っていない、あるいは“排除された歴史”を持つのだとすれば、彼らが復権を求めて動き出していても不思議ではありません。

そしてその計画の中で、ジュディが利用されるのか、排除されるのかは大きな鍵となります。

あの羽根は、まるで「私たちは見ている」と告げるメッセージのようでもあります。

の数十秒間に仕込まれたこの暗示は、ただの遊び心ではなく、明らかに『ズートピア3』の核心に切り込むテーマの始まりといえるでしょう。

『ズートピア3』徹底予測

羽根の伏線以外にも、『ズートピア2』では続編を想定した仕掛けが多数盛り込まれています。

まず最大のものは、ニックの“やらかし”です。

『ズートピア2』終盤、ニックとニブルズは警察の拘留施設からの脱出に成功します。

しかしその際、ニックは誤ってすべての独房を開放してしまい、数百人もの犯罪者が逃亡する事態を招いてしまいます。

犯人たちはこの状況を利用し街に散って行方をくらまし、ジュディとニックは「まだやることは山ほどある」と決意を口にします。

一応、最初のターゲットとして前作の悪役ベルウェザーを再逮捕することに成功しますが、それはほんの一部でしかありません。

つまり『ズートピア3』は「大量脱走した犯罪者の再逮捕作戦」から始まる可能性が極めて高いのです。

そしてここに、鳥類の登場が重なったとき、物語は一気に複雑さを増します。

例えばこんな展開が想像できます。

脱走した犯罪者の一部が鳥の勢力と手を組む

鳥類は街への復権・支配・または復讐を企んでいる

街全体が再び種族間の対立の危機に陥る

ジュディは正義感を糧に奮闘し続けるでしょう。

しかし、そこで問われるのは正義の定義です。

でもそのために市民の安全を脅かすなら「善」ではありません。

系列全体のテーマである“差別・共存・偏見・信頼・赦し”は、次の段階へ進もうとしています。

そしてもうひとつ外せないのは、ジュディとニックの関係です。

ニンジンペンに録音された「愛してる」という言葉は、冗談のように聞こえて実は冗談にできないほど大きな意味を持っています。

2人のコンビとしての成熟、恋愛的な進展、そして困難の中での信頼の揺らぎ。

『ズートピア3』はアクションだけではなく、感情面でもシリーズ最大の転換点となる可能性があります。

ひらりと落ちた一本の羽根。

それは新時代の幕開けの合図なのか、あるいは嵐の前の静けさなのか。

『ズートピア3』が公開されたとき、私たちはその答えを目撃することになるでしょう。

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