【第5話ネタバレ解説】『オビ＝ワン・ケノービ』トリビア、小ネタ、伏線、考察、隠し要素まとめ

マッキーです。

2022年5月27日（金）よりDisney+ (ディズニープラス)で独占配信のスター・ウォーズのドラマシリーズ『オビ＝ワン・ケノービ』。

『スター・ウォーズ　エピソード4／新たなる希望』でルーク・スカイウォーカーをジェダイへと導いたオビ＝ワン・ケノービ。

それよりも過去を描いた『エピソード1／ファントムメナス』ではルークの父アナキン・スカイウォーカーの師となるも、『エピソード3／シスの復讐』ではダークサイドに堕ちたアナキンを止めるため、彼を瀕死に追い込みました。

ドラマシリーズ『オビ＝ワン・ケノービ』では、『エピソード3／シスの復讐』と『エピソード4／新たなる希望』の間で今までに明かされなかった出来事が描かれます。

そんな『オビ＝ワン・ケノービ』のトリビア、小ネタ、伏線、考察、隠し要素などについてまとめました。

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【時系列は？】『オビ＝ワン・ケノービ』とは

『オビ＝ワン・ケノービ』は、『スター・ウォーズ　エピソード1／ファントムメナス』『エピソード2／クローンの攻撃』『エピソード3／シスの復讐』『エピソード4／新たなる希望』に登場した、伝説のジェダイマスターオビ＝ワン・ケノービに焦点を当てた物語です。

初めて登場した『エピソード4／新たなる希望』では謎の老人としてルークの前に姿を現すも、中盤では未熟なルークたちを守るためにダース・ベイダーと一騎打ちを繰り広げ、天に召されてしまいました。

その前日譚を描いたエピソード1から3ではオビ＝ワンの青年期が描かれていて、『エピソード3／シスの復讐』ではダークサイドに堕ちたアナキンを止めるために彼を瀕死に追い込みました。

『オビ＝ワン・ケノービ』には『エピソード3／シスの復讐』の10年後が描かれています。

銀河系の支配をもくろむ皇帝パルパティーン率いる銀河帝国が、次々と侵略戦争を行っていた時代。

一命を取りとめたアナキンはダース・ベイダーを名乗り、同盟軍やレジスタンスの反乱を制圧していました。

一方、アナキンの師匠であったオビ＝ワン・ケノービは惑星タトゥーインで隠遁生活を送っていて、農場主のオーウェン・ラーズのもとで暮らす10歳になるアナキンの息子ルークを陰ながら見守っていました。

『オビ＝ワン・ケノービ』では、今まで明かされることのなかったオビ＝ワンとルークとの最初の出会い、そして元弟子のダース・ベイダーとの新たな関係が描かれるのではないでしょうか。

【いつから？】『オビ＝ワン・ケノービ』は5/27（金）から配信

『オビ＝ワン・ケノービ』は5月27日（金）16時より配信がスタートしました。

以降は、毎週水曜日16時より最新エピソードが1話配信されます。

【何話？】『オビ＝ワン・ケノービ』は全6話

『オビ＝ワン・ケノービ』は、全6エピソードを予定しています。

『マンダロリアン』（シーズン1・2、それぞれ8エピソード）や『ボバ・フェット』（全7エピソード）と比べると少し少なく感じます。

しかし、シリーズ屈指の人気を誇るオビ＝ワン、ダース・ベイダー（アナキン）、ルークが登場することもあり、注目度の高さから、エピソード配信後にSNSで話題になることが予想されます。

また、『マンダロリアン』や『ボバ・フェット』のように、サプライズで”あのキャラ”が再登場するかもしれないと思うと、一瞬たりとも目が離せません。

『オビ＝ワン・ケノービ』登場人物・俳優・吹替声優

『オビ＝ワン・ケノービ』の登場人物を紹介しましょう。

オビ＝ワン・ケノービ（ユアン・マクレガー/吹替・森川智之）

かつて、ジェダイの騎士の中でも最も階級の高いジェダイ・マスターの一人として活躍していたオビ＝ワン。

パルパティーンによって仕組まれた、クローントルーパーによるジェダイ抹殺指令”オーダー66″発令後、その難を逃れたオビ＝ワンは惑星タトゥイーンにたどり着きました。

そこで、ダース・ベイダーとなってしまったアナキンに対して深い罪悪感と悲しみを抱えつつも、彼の息子のルーク・スカイウォーカーを陰ながら見守っています。

アナキン・スカイウォーカー / ダース・ベイダー（ヘイデン・クリステンセン…ジェームズ・アール・ジョーンズ/吹替・浪川大輔…楠大典）

オビ＝ワンの元パダワン（弟子）。

ジェダイの掟を破ってアミダラと結婚するなど破天荒な行動も目立つが、強力なフォースを扱い、ジェダイからは”フォースに安定をもらたす選ばれしもの”だと思われていました。

しかし、恐怖と怒りからダークサイドの誘惑に負け、邪悪なシス卿ダース・ベイダーと変貌しました。

ルーク・スカイウォーカー

アナキンの息子でレイアの双子の兄。

砂漠の惑星タトゥーインで、ラーズ家の息子として育てられています。

レイア・オーガナ

アナキンの息子でルークの双子の妹。

生まれて早々、アナキンの親友で元老院議員であるベイル・オーガナに引き取られ、彼の妻ブレアの統治する惑星オルデランで育てられています。

リーヴァ/サード・シスター（モーゼス・イングラム/吹替・村中知)

執拗にオビ＝ワン・ケノービをつけねらう、人間の女性尋問官。

一般市民の腕をライトセーバーで切り落としたりするなど気性の荒さも目立ちますが、策略を用いてオビ＝ワンをおびき寄せるなど、知恵の働く面を持ち合わせています。

大尋問官いわく、彼女はいやしい出自とのこと。

また、キャラクターポスターでは、ダークサイド側ではただ1人、瞳にダース・ベイダーが映っています。

オビ＝ワンを追い詰める彼女の真の目的も、今作の注目すべき点の一つです。

ターラ（インディラ・ヴァルマ/吹替・坂井恭子）

銀河帝国の将校。

惑星マプーゾで軍務に従事するも、そのやり方に反感を覚え、極秘裏にフォース感知者の逃亡を手助けする”パス”の活動に参加しています。

NED-B

ターラがフォース感知者の隠れ家として使用しているドロイド整備工場で働いているドロイド。

話すことはできませんがタフでパワーがあり、ターラの指示でオビ＝ワンを救出する活躍を見せます。

ローケン

惑星ジャビームに潜伏するターラの仲間。

フォース感知者だと知っていながらもその女性と結婚し、のちに帝国によって引き裂かれるというつらい経験をしていることもあり、現在はパスの活動に注力しています。

ハジャ・エストリー（クメイル・ナンジアニ/吹替・杉田智和）

惑星ダイユーで、ジェダイに扮して密航を手伝う代わりに依頼者から多大な報酬を受け取る詐欺師。

本物のジェダイであるオビ＝ワンに即座に見抜かれてしまいます。

オビ＝ワンに情報を提供した後、ニュースで彼が指名手配されていることを知り、逃亡を助けるためにリーヴァ相手に大芝居を打ちます。

大尋問官（ルパート・フレンド/吹替・咲野俊介）

銀河帝国の工作員である“尋問官”のトップであり、彼らをまとめるリーダー。

元々はジェダイの騎士でしたがダークサイドに転向しました。

彼らの任務は“オーダー66”を逃れたジェダイを捜索する“ジェダイ狩り”で、周縁部と呼ばれる辺境のタトゥーインに訪れるほど銀河を隅々まで探しています。

フィフス・ブラザー（ サン・カン/吹替・木内秀信）

大尋問官に忠実な尋問官のトップの一人。

仕事よりも尋問官内の権力争いに執心していて、ジェダイ捜索のために民間人への暴力をいとわない同僚のリーヴァには辟易しています。

オーウェン・ラーズ （ジョエル・エドガートン/吹替・筒井巧）

タトゥイーンの水利農家で、ルーク・スカイウォーカーの叔父。

ベル・ホワイトサン・ラーズ （ボニー・ピエス/吹替・勝生真沙子）

オーウェンの妻で、ルーク・スカイウォーカーの叔母。

【第5話】パート5

第5話は6月15日（水）に配信されます。

まず、前回までのおさらいをしましょう。

旧友ベイル・オーガナの頼みで、さらわれたレイアを救出に向かったオビ＝ワン・ケノービ。

二人は首尾よく合流に成功しましたが、追跡を逃れた惑星でダース・ベイダーと尋問官たちに見つかってしまい、レイアは尋問官のリーヴァにさらわれてしまいました。

ベイダーに敗れてジャビームに逃げ延びたオビ＝ワンは、レイアを救出するためにターラたちの協力を得て、水の惑星ナーにある尋問官の作戦本部に潜入しました。

尋問官の作戦本部、その機密エリアは、なんと今まで捕らえたジェダイの遺体を保管する”ジェダイの墓場”でした。

ターラの機転によってレイアを助け出したオビ＝ワン。

救出にきたウェイドが犠牲になりましたが、ローケンらによってナーから脱出しました。

しかし、レイアのペットドロイドのローラには、なんとリーヴァが発信器を仕掛けていることが発覚。

執拗にオビ＝ワンをつけ狙う、ダース・ベイダーと尋問官の追跡が続く波乱の第5話が幕を開けます。

若き日のオビ＝ワンとアナキン

今回のエピソードでは、惑星コルサントのジェダイ大聖堂でオビ＝ワンとアナキンが訓練をしています。

この時のアナキンの髪型や彼の腕が生身であることから察するに、時系列的には『エピソード2／クローンの攻撃』の直前か、その最中の出来事かと考えられます。

アナキン・スカイウォーカーがパドメを見つめている

オビ＝ワンは、パダワンであるアナキンが、地平線を見つめているところに声を掛けます。

アナキンの視線の先には超高層ビルがあり、２つの特徴的な円錐状の塔が建っています。

この建築は『エピソード2／クローンの攻撃』に出てきたパドメの住むアパートに非常に似ていて、アナキンが気に掛けているのも納得です。

これは憶測ではありますが、十分に検討する余地があると言えます。

オビ＝ワンがジェダイのライトセーバーとローブを見つける

ジャビームにあるパスの基地には、ジェダイの遺品（ライトセーバーやローブ）があります。

これらは、亡くなった仲間を弔う意図で回収されたか、もしくは帝国から身を隠すためにジェダイであることを辞めてしまった者たちが破棄したのでしょう。

ライトセーバーについて、誰のものかを識別できるような印などは見当たりませんでした。

ジャビームの外来生物とドロイド

ジャビームにいる難民の中には、スター・ウォーズでお馴染みの顔ぶれを見ることが出来ます。

例えば、基地の防衛システムを扱っているのはR2アストロメク・ユニット。

賞金稼ぎボスクの種族として知られるトランドーシャンのカップルは、無事を祈るような仕草をしています。

オビ＝ワンの乗った船が、最初に避難所に着陸した時には、ニクトが横切るのを確認出来ます。

オビ＝ワンのホロプロジェクター

オビ＝ワンは、ベイル・オーガナからのメッセージを受信するときに、小さな丸いディスクのようなものを使っています。

これはジェダイの使う、ホロプロジェクターです。

このホロプロジェクターは、スター・ウォーズシリーズの随所に登場します。

『エピソード1／ファントム・メナス』では、クワイ＝ガンがアナキンを解放するようワトーに交渉する際に、ナブーの宇宙船を投影して見せたり、オビ＝ワンとの通信に使われたりしています。

ボウキャスターの使い手ローケン

『オビ＝ワン・ケノービ』でボウキャスターを使うのは、パスの仲間ローケン（オシェア・ジャクソン・Jr）。

ボウキャスターはスター・ウォーズの世界ではよく見かける武器ですが、チューバッカが持っている武器というイメージが強いです。

『オビ＝ワン・ケノービ』パート5では、ローケンがこの革新的で重苦しい鈍器の使い手であることがうかがえます。

ローケンがどんな経緯で、ボウキャスターを使うようになったのかは明かされません。

しかしローケンがボウキャスターを使うということは、パスのような超初期の反乱組織と、キャッシークにいるウーキーの繋がりを垣間見ることが出来ます。

惑星ガレル

アニメシリーズ『反乱者たち』ファンのための隠れメッセージです。

サード・シスターのリーヴァが、惑星ガレルの名を口にするシーンがあります。

惑星ガレルは『反乱者たち』のシーズン１で、主人公のエズラ・ブリッジャーが帝国から武器を盗む任務に加わった場所であり、アニメシリーズの中でも特に印象に残る場所です。

ローラの制御ボルト

幼いレイアが可愛がっているドロイド・ローラ。

『オビ＝ワン・ケノービ』パート4でリーヴァに誘拐された際に、ローラは制御ボルトを付けられてしまいます。

制御ボルトは通常はドロイドの機能を規制するために使われ、例えば『エピソード4／新たなる希望』ではオーウェンがR2-D2とC-3POを購入したときに使用しています。

今回リーヴァが使ったものは、ローラをオーバーライド制御して、指令をリモートで送信することも出来るようです。

ターラの熱爆弾

ターラが自らを犠牲にして仲間を救うために使ったのは、サーマル・デトネーター（熱爆弾）です。

この強力な爆弾がスター・ウォーズに最初に登場したのは旧三部作。

特に有名なのは、『エピソード6／ジェダイの帰還』でレイアがジャバ・ザ・ハットと交渉する際に使うシーンです。

『エピソード8／最後のジェダイ』クレイトの戦いとの関連性

『オビ＝ワン・ケノービ』パート4に、『エピソード4／新たなる希望』でデススターを破壊するミッションへのオマージュを感じたように、今回のパート5では『エピソード8／最後のジェダイ』のクレイトの戦いを彷彿とさせます。

『エピソード8／最後のジェダイ』の中盤で、ファーストオーダーがレジスタンスの要塞を包囲しますが、なんとか逃げ延びる時間を稼ぐため、ルーク1人で自らのパダワンであったカイロ・レンに立ち向かいます。

一方『オビ＝ワン・ケノービ』パート5では、パスの基地に帝国軍が攻め入ろうとしている中、オビ＝ワンは1人でダース・ベイダーに立ち向かうのです。

アナキンの盲点

回想シーンで、オビ＝ワンはアナキンに「勝利を求めすぎて目が曇っている」と告げます。

この言葉は、アナキンがオビ＝ワンを上回る戦闘力を身につけるまで成長したものの、師匠の方が常に一枚上手という二人の関係性を物語っています。

結局のところ、ムスタファーの戦いでアナキンがオビ＝ワンに敗れた原因もここに帰結します。

フォースによる宇宙船の制御

今にも飛び立とうとする宇宙船を、ダース・ベイダーはフォースの力を使ったサイコキネシスで自らの方へ引き寄せます。

エンジンを点火した宇宙船の動きすら封じてしまうベイダーの強大なフォースは、『エピソード3／シスの復讐』と『エピソード4／新たなる希望』の間の出来事を描いたゲームソフト『スター・ウォーズ フォース アンリーシュド』でも見ることができるほか、東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」でも体験することができます。

生きていた大尋問官

『オビ＝ワン・ケノービ』パート2で、大尋問官（ルパート・フレンド）が死んだとき、『反乱者たち』の内容と矛盾するのではないかと心配になった視聴者が多くいました。

『反乱者たち』は『オビ＝ワン・ケノービ』よりも後の時代を描いたアニメシリーズなので、その中に既に登場している大尋問官が死んだとなると、説明がつかなくなります。

今回のパート5では、リーヴァに殺されたはずの大尋問官が生きていたというサプライズだけでなく、大尋問官の座をリーヴァから取り返す描写もあり、『反乱者たち』との矛盾はなくなりました。

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